2021年1月の日記 5

イチハ

1月の最後の週になりました。

  日の出の時間も冬至に比べ5分早くなり、

  昨今は、一日1分のペースで日の出の時間が早くなっています。

  凍りついた時間がゆっくり溶け出すように

  春に向かって動き出した感じです。

冬の間は天候が安定して星空を見るのに適しています。

  寒さに心を折られなければ、

  最高に楽しい写真を撮ることが出来るでしょう。

  今週も、天気が良ければレデューサーを付けた望遠鏡で

  どんな写真が撮れるのか試してみたいと思います。

 

 

2021年 1月25日(月)

イチハ

今朝は快晴 気温2℃

  この季節にしては暖かい朝になりました。

  青空と朝焼けのグラデーションが美しい朝の散歩でした。

今夜は晴れそうなので、

  先日購入したレデューサーを試してみたいと思います。

  このところ天気が悪かったので、

  やっと望遠鏡を出すことができそうです。

  どんな写真が撮れるのか楽しみですね。

今週は、SharpCap のヒストグラムについて話して行きます。

SharpCap

  画像ヒストグラムは、デジタル画像の色調分布のグラフィカルな表現として機能します。

  各階調値のピクセル数をプロットします。

  ヒストグラムは、露出不足、露出オーバーまたはカラーバランスの問題を含む

  画像の問題をすばやく強調し、可能な限り最高品質のデータをキャプチャするために

  使用されます。

 

  ツールバーのFX選択領域アイコンをクリックすると、

  画像上に赤い長方形が表示され、ドラッグしてサイズを変更できます。

  この選択エリアの長方形は有効になっていますが、ヒストグラムは

  長方形内の画像の部分に対してのみ計算されます。

  これにより、画像の制限された領域と領域内のヒストグラムの表示方法を

  より詳細に調べることができます。

 

天体写真を撮るのに必修の知識です。

  今まで適当に考えていましたが、

  この機会に、少し深く勉強してみようと思っています。

  少しても良い写真が撮れるように知識を深めたいですね。

 

 

2021年 1月26日(火)

イチハ

今朝も快晴 気温ー1℃

  今日も綺麗な朝焼けを見ながらのお散歩でした。

  気持ちのいい1日の始まりです。

  腰痛も改善して、イチハも元気になり、

  朝の散歩が楽しいですね。

昨夜、レデューサーのテストをしたので報告します。

M42

Exposure = 4 Gain = 412 77Frames 306s

レデューサー搭載

M42

Exposure = 30 Gain = 418 20Frames 600s

1月9日に撮った写真

  SkyWatcher EVOSTAR72ED 望遠鏡

    焦点距離 420mm F5.8

  レデューサー搭載時

    焦点距離 357mm F4.9

  画像の4隅の星像の歪みが改善して見やすい写真になりました。

昨夜は、露光時間、2秒と4秒で撮ってみました。

M42

Exposure = 2 Gain = 477 200Frames 400s

  Youtube の動画で見たように

    短時間露光と大量のスタックで撮ってみましたが、

    思うような解像度が得られませんでした。

  なので、長時間露光は必然だと思います。

  短時間露光では Gain 値が大きくてもノイズが少なくクリアな写真が得られます。

  しかし、露光時間を上げても、Gain 値は極端には下がらず、

  ノイズの処理に苦労します。

  適正な露光時間を決めるのは難しそうです。

 

  また、Youtube 動画ではヒストグラムのピークを30〜40%にしていたので

  35% で撮影してみましたが、

  少し露光量が足りないような気がします。

  Canon EOS で撮影していた時は

  づっと 50% で撮影していたので、

  この辺りも悩みどころです。

  まだまだ試行錯誤が続きそうです。

月

  ちなみに、昨夜の月の写真です。

月

  これは、1月2かに撮った月の写真

  レデューサーによる画角の差が分かります。

 

 

2021年 1月27日(水)

イチハ

今朝はくもり 気温6℃

  夜中に降っていた雨も上がり、比較的暖かい朝になりました。

  季節が変わろうとしている様で、春の訪れが待ち遠しいですね。

  今朝くらいの気温なら、朝の散歩が楽に感じられます。

SharpCap ヒストグラムを調べて

  対数スケールを上手く使うことが必要になります。

SharpCap

  深い空を線形ヒストグラムで見ると、星雲と星からのピークは広大な

  黒レベルのピークに圧倒され、したがって見えなくなります。

  ただし、対数スケールはこれを回避します。

だだ、マニュアルを読むと

  ヒストグラムは、水平軸の約20%にピークがありますが、

  私の感じでは20%では露出不足の感じがして、

  特に、淡いガスの発光が写り難く、

  かなり不満に感じてしまいます。

  しかし、50%ではノイズの処理がかなり面倒になるので、

  その中間値を模索するしかありません。

SharpCap にはスマートヒストグラムの機能があるので

  その使い方を学んでいきたいと思います。

 

 

2021年 1月28日(木)

イチハ

今朝はくもり 気温2℃

  朝のうちは気温も高く過ごしやすかったのですが、

  午後になっても気温が上がらず、寒い一日になりました。

  雪の予報も出ていたのですが、

  今のところ、降り出す気配はありません。

  今週は周期的に天候が崩れ、

  晴れの日が少ない週になりました。

  夜も雲が多い日が多く、写真を撮る機会を逸しています。

  昨夜は満月で明るい空ではデープスカイの写真は撮りづらく

  月が欠けるのが待ち遠しいです。

今日の SharpCap はスマートヒストグラムです

SharpCap

  この項目は非常に興味を引くのですが、

  マニュアルの日本語が意味不明で往生しています。

ディープスカイイメージングで適切なゲインを使用するのか、露出を使用するのか

  疑問に思ったことはありませんか?6倍の10分間の露出で、12倍の5分間の露出よりも

  詳細な情報が得られるかどうか。

SharpCap Proスマートヒストグラム機能では、これ以上推測する必要はありません。

  センサー分析の結果と組み合わせて、SharpCapは空の背景の明るさを測定し、

  さまざまなゲインと露出の組み合わせを使用した場合の最終的なスタック画像品質への

  影響の数学的シミュレーションを実行できます。

  また、推奨よりも長いまたは短い露出(または低いまたは高いゲイン)を使用した場合の

  影響を示すグラフを表示することもできます。

この文章は分かりやすいのですが、次が問題です。

 

最新の低ノイズのCMOSセンサーを使用してこれを試してみると、

  最適な露出の長さが想像したほど長くないことや、ガイドの複雑さが過去のものになる

  可能性があることを知って驚くかもしれません

  (かすかなターゲットを見るために、従来の深空イメージングで長い5〜10分

   またはさらに長い露光を使用する必要はないため、

  実際にはCCDセンサーの高い典型的な読み取りノイズに対処する必要があります。

  読み取りノイズとCMOS読み取りノイズの2乗は、8〜10個の電子ではなく、

  1〜3個の電子になります。

  多くの場合、露光は品質を損なうことなくはるかに短くなります。

これはつまり、

  最新のCMOSセンサーを使えば、ノイズが少ないので、露光時間を長く出来る。

  と言うことでしょうか?

  しかし、CMOSセンサーは画質が落ちるはずです。

  CCDセンサーの方が高価なのに、CMOSセンサー推しなのでしょうか?

この辺を理解するのは難しそうです。

 

 

2021年 1月29日(金)

イチハ

今朝はくもり 気温3℃

  雲が切れて、朝焼けも見えます。

  今日はいい天気になりそうです。

SharpCap スマートヒストグラム

SharpCap

グラフで上の2本のバーがスマートヒストグラムです。

  上部のバーは、その輝度レベルでの画像ノイズ全体に対するカメラの

  読み取りノイズの影響を示しています。

  ヒストグラムの赤色で強調表示された領域内の画像の領域では、

   カメラ読み取りノイズが総ノイズを支配します(総ノイズの50%以上)。

   こはく色の領域では、読み取りノイズが総ノイズに大きく寄与します(10%〜50%)。

   緑の領域では、読み取りノイズからの寄与は小さい(<10%)。

カメラのゲインとオフセットコントロールを変えると、

  赤とオレンジのゾーンのサイズが変わります。

これらのコントロールの値を選択したら、

  空の背景に対応するヒストグラムピークがオレンジゾーンのちょうど右側になるように

  露出を調整する必要があります。

  これにより、露出時間が長くなったゾーンに入ることなく

  最適な画質が得られます(ゼロに)減少します。

 

つまり、緑の部分に多くのヒストグラムを入れることが重要で

  ヒストグラムのピークはバックグランドの輝度に当たるので、

  この部分がノイズが少なくなる様に誘導することが需要。

 

下のバーは、キャプチャされた画像の品質に対するビット深度の影響を示しています。

  高ビット深度モード(12、14、16ビット)では、バーは緑色で明るい緑色です

  明るい緑色のセクションは、ピクセルノイズの合計が等しいか、

  8ビットモードでADUレベル間の距離を超えています。

  明るい緑の領域では、高ビット深度の使用は、ピクセルノイズを

  より詳細に記録していることを意味します!

 

つまり、明るい緑の部分ではノイズが記録されているから

  コントラストを上げるとノイズが現れること?

  これは実際に色々試してみなくては実感が湧きません。

  今夜は晴れそうなので、テストしてみます。

 

 

2021年 1月30日(土)

イチハ

今朝も快晴 気温1℃ 西の風6m

  冷たく強い風で顔が痛い!

  こんな日は、イチハみたいに顔に皮毛が欲しいですね。

昨夜も風が強かったのですが、テスト撮影を強行。

フラットフレームとダークフレームも適用して品質を高めています。

  Exposure 8秒で撮影

SharpCap

Exposure = 8 Gain = 456 60Frames 480s

ヒストグラムピーク 50%

SharpCap

Exposure = 8 Gain = 410 90Frames 720s

ヒストグラムピーク 30%

  スマートヒストグラムはあまり有効ではない様です。

  ZWO ASI294MC Pro カラー 冷却モデルが高性能なせいかも知れませんが、

  ノイズを示す赤とオレンジのスマートヒストグラムバーは全く関係がない状態なので

  露光とGain の関係を調べていくしか無さそうです。

SharpCap

ヒストグラムピーク 30%

SharpCap

ヒストグラムピーク 50%

2枚の画像を比べてみると、ヒストグラムピーク50%の方が

  深いディテールを持っている様に思う。

  30%の方はスタック数を増やしてみたのですが

  星雲のディテールはほとんど変化はありません。

  バックグランドの夜空がフラットになるだけの様です。

次回は16秒の露光を試してみるつもりです。

  昨夜は、月がほぼ満月だったので条件がよくなかったのですが

  条件が良ければ、暗い天体、例えば薔薇星雲なんかをターゲットにしたい

  と思っています。

月

昨夜の月

 

 

2021年 1月31日(日)

イチハ

今日は晴れ 気温ー2℃

  今日も綺麗な朝焼けを見ることができました。

  栃木県の緊急事態宣言が解除されそうですが、

  引きこもりに馴染んでしまって、

  遠出が億劫になってしまいました。

  散歩をする位がちょうど良い外出です。

今日は天体望遠鏡を紹介します。

天体望遠鏡

  SkyWatcher EVOSTAR72ED

   有効径:72mm
   焦点距離:420mm
   F値:F5.8
   接眼部:2インチクレイフォード式デュアルフォーカサー
   鏡筒重量:約1.9kg(鏡筒バンド含め)
   鏡筒長:約400mm

  EVOSTAR72EDレデューサーは

   焦点距離を0.85倍に縮め、周辺像を改善します。
   焦点距離357mm 口径比4.9

 

AZ-GTiマウント

  Sky Watcher AZ-GTiマウント+三脚

   ・電源:DC12V (単三形乾電池x8本)
   ・駆動:DCサーボ モーター
   ・駆動スピード:恒星時~800倍速
   ・追尾モード:恒星時追尾,月追尾
   ・データベース:固有名がついた恒星、二重星、メシエ,NGC,IC,Caldwellの各カタログ天体
   ・SynScan App対応OS:iOS(iOS8.0以降)、Android OS
   ・最大搭載可能重量 約5kg
   ・本体重量:約4kg(三脚、延長筒含む/電池は含まず)

  デュアルエンコーダーを採用しており、手動で向きを変えた際にも

  位置情報を保持することが可能です。

カメラ

  ZWO ASI294MC Pro カラー 冷却モデル

   ・sony IMX294CJK 裏面照射型のフォーサーズサイズセンサーを搭載したZWO最新機種

   ・非常に低いリードノイズ(1.2e-)と高いFullWellキャパシティー(63.7ke)の

    高性能センサーから生まれる広いダイナミックレンジを持つC-MOSを採用

   ・さらに高速画像転送性にも優れ、ADC10bitモードでは4K画像を25fpsでUSB3.0に

    出力可能 ・低照度撮影特性を示す SNR1s は 0.14 lx と大型センサーでは最高レベルの

    数値を持ちます。

   ・14ビットのADCで大きなダイナミックレンジを持ち、低照度特性のさらなる

    向上により 1600シリーズよりもより暗い天体の撮影に向いたカメラとなりました。

 

自動導入経緯台は扱いやすくて気に入っているのですが、

  写真を撮るとなると役不足感が拭えません。

  レデューサーを付けて写真専用の天体望遠鏡になってしまったからには

  赤道儀が欲しくなってしまいました。

  真冬に天体写真を撮るのは心が折れると思っていたので、

  無駄な出費を抑えられるはずでしたが、

  どうやら私の心は、新しい扉を開きたい様です。

  また極貧生活に戻ってしまうのでしょうか?

 

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