Synology DS218j のレビュー

Synology DS218j

 10年ぶり位にNASを導入します。

10月に消費税が10%にアップする前に、今使っているメインのPC(iMac)を買い換えることにしました。

今の機種はiMac(27-inch, Late 2012)です。約7年使っている、長生きさんです。

ですので最新のmacOS Mojave が走りません。未だに High Sierra を使っていますので、そろそろ買い替えの時期に来ていたのは事実です。

ただ、貧乏人にはPCの買い替えはハードルが高く、なかなか踏み越えられなかったのですが、消費税がアップするのであれば、仕方がありません。

ここは、気持ちを奮い立たせ、清水の舞台から飛び降りるが如く、散財することにしました。

PCを変えることで、データをバックアップしなければなりませんが、次の機種がSSDだと、ストレージが足りなくなるので、外部HDDを付けることになりますが、ついでなのでNASを導入することにしました。

 今まで、ストレージを増やしたくない一心で動画を扱うのを控えてきました。しかし、ここに来てPCの性能も上がってきて、動画を扱っても負担が少ない環境になってきました。

最近、Youtubeにもスグハの短い動画を上げているのですが、本格的に動画に取り組みたいと思っているので、この機会にPC環境を一新します。

 導入するNASはAmazonで評価の高かった Synology の2bayモデルの DS218j です。

HDDは Seagete BaraCuda 3.5″ 4TB が2台です。RAID1(ミラーリング)で運用します。

AmazonではHDDとセットでの販売もあったのですが、バラバラに買ったほうが、かなり安かったのでバラで買いました。

セット販売は詐欺みたいに高いです。気をつけましょう。

 

 という事で、早速開封し、HDDを組み込んで本体を立ち上げます。組み立ては、いたって簡単。

蓋を開けて、HDDを差し、ネジ止めして蓋を締めるだけです。

 

Synology DS218j

 

 完成した本体をUPSから電源を取り、LANにつないで、電源スイッチをオンにします。

さて、ここからが問題です。付属の説明書は組み立ての挿絵しか書いてない一枚の髪しか入ってなかったので、少し戸惑いましたが、Webブラウザで Synology にアクセスするだけで、ローカルネットワーク上のNASを見つけてくれました。

 

 ここからが Synology DS218j の立ち上げになります。ブラウザの示す手順どおりにインストールを進めていきます。

 

インストール

 

インストールが終わると管理者アカウントを作成して先に進むと、2つの関門があります。

 

QuickConnect

 

パッケージのインストール

 

 今回は、ローカルネットワークのファイルサーバとして使うので、余計なパッケージは省きます。

出来るだけCPUの負担を減らすために、余計なデーモンを走らせるのは得策では無いので、この2つの設定をスキップします。

これで、最低限のファイルサーバになったと思うので、コントロールパネルで確認すると SMB だけが動いている状態でした。

狙い道理にファイルサーバになったみたいです。

 

 マニュアルが無いので、ここからは手探りで設定を進めていきます。

 

まず、コントロールパネルでユーザーを登録し、共有フォルダーを制作して、フォルダーのアクセス権を的確に設定して運用を開始します。

クライアントから接続して、Macのフィンダーでファイルのコピーが出来るかを確認します。

ここまでで、ファイルサーバとして問題なく機能していることを確認しました。

 

次に、パッケージセンターから必要そうなアプリをインストールしていきます。

先ずは、アンチウイルスソフト Antivirus Wssential をインストールして、毎日0時にフルスキャンするように設定しました。

そして、サーバーとクライアントでデータの同期をするシステムを構築するため、パッケージセンターから Synology Drive Server と関連アプリをインストール。

しかし、これは失敗で、Synology Drive Server は Synologyサーバ同士を同期するアプリで、クライアント・サーバー間でのファイルの同期をするものではなかったので、システムの関連アプリを停止して、他の方法を探すことにしました。

ネットで Synology 関連の情報を探し、Synologyホームページから、Synology Drive Client をダウンロードして、Macにインストールします。

これで、ほぼリアルタイムにMacの特定のフォルダーと Synology DS218j のユーザー固有のフォルダーを同期できるようになりました。

 

この二日間使ってみた感想

 Amazon の評価通り大変使いやすい NAS でした。マニュアルが無くても感覚的に操作ができるのはとても感心します。

しかも、非常に多くの機能が用意されていて、必要に応じて簡単に使うことが出来るのも好感が持てます。

値段も手頃で、個人で使うには申し分のない商品だと思います。

ただ、初心者がいきなり使うには、少しハードルが高いような気がします。インストールをディフォルトで進めていくと、サービス過多の構成になってしまいます。

後から変えられると言えばそれまでですが、個人ユーザー向けの商品であるのですから、もう少し最初のインストールの時のサービスを選ぶ工夫が必要ではないかと思いました。

 しかし、その事は差し引いても、非常に良く出来た NAS です。

大変気に入りました。末永く使い続けたいと思います。

 

最後にSynology DS218j のスペックを示します。

 

CPU          Marvell Armada 358

CPUクロックレート   1.3GHz

CPUコア        2

メモリ          512MB

OS

Linux synology 3.10.105 #24922 SMP Tue Jul 9 18:20:59 CST 2019 armv7l GNU/Linux 

 

Linux で動いていますので、Linux を触ったことのある人ならば、扱いやすい機械だと思います。

Telnet や SSH が使えるので、ターミナルでアクセスできるのも心強いです。

 

 


 

 

 

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