マリンアクアリウムを始めます 1

カクレクマノミ

 

2023年は、酷い酷暑の夏になりました。

  海に行きたいけれど、エアコンの部屋から出られない貧弱な精神の飼い主は

  カクレクマノミがイソギンチャクの中を泳いでいる Youtube 動画を見て

  マリンアクアリウムを始めることを決心したのでした。

 

道具を揃えよう

とりあえず、ネットで調べて道具を揃えることにします。

  なにしろ初めてなので、今回は予算を気にせず最善を選択していきます。

水槽台

 

水槽台

ニッソー 水槽台 ウッドデコスタンド 460

  水槽を置けるスペースが狭いので、今回買った水槽台は 46cm 幅

  横の食器棚と段差が付いてしまうのが気になりますが、

  後ろに配管のスペースを取らなければならないので仕方がないですね。

水準器

  水準器で水平を測り、設置完了!

ニッソー 水槽台 ウッドデコスタンドについて

  かなりしっかりした作りになっていて、ボルト穴も正確でした。

  ねじ止めだけなので、15分くらいで簡単に組み立てられ、

  かなり満足度の高い商品です。気に入りました

 

プロテインスキマー

プロテインスキマー

ゼンスイ QQ1

  プロテインスキマーは初めて知った道具です。

  細かい泡によって、有機物系の汚れをこしとることを目的とします。

  マリンアクアリウムには必須のようです。

 特徴として

  水中の汚れを取ることにより水換えを減らし、人工海水の節約になります。

  それと、水中の溶存酸素が増えることです。

  淡水魚に比べ海水魚は、より酸素が必要みたいです。

 プロテインスキマーには2種類あって

  エアリフト式

   エアポンプで空気を送り、木でできたウッドストーンで細かい泡を作るものと

  ベンチュリー式

   水中ポンプの強力な水流で大量の細かい泡を作るものです。

   エアリフト式よりも高価ですが、濾過能力が高く高性能です。

ゼンスイ QQ1

  ベンチュリー式では珍しい外掛け式のプロテインスキマーです。

  DC モーターを採用してるので音も静かなようです。

QQ1

  水槽に掛けると、壁まで7cm位の隙間が必要になります。

  カタログでは、この数値がわからなかったので水槽のサイズを決めかねてました。

  これで水槽が決められそうです。

 

カルシウムリアクター

この機材も初めて知る機材です。

  骨格を持つ珊瑚には成長の早いものがあり、その骨格を形成するためにカルシュウムが必要。

  人工海水のカルシュウムだけでは、その消費に追いつかないので、

  なんらかの手段で補ってやる必要があります。

  手段は3つ カルシュウムリアクター 添加剤 水換え です。

  大型水槽では、頻繁な水換えは難しいので必然的に、カルシュウムリアクターか

  添加剤を使います。

  今回は、小型水槽を使うので、まめな水換えを行うことにします。

  うまく育つかどうか分かりませんが、試してみたいと思います。

 

殺菌灯

  淡水魚水槽では一般的ではありませんが、海水魚には必須のようです。

  紫外線を利用して水の殺菌消毒をする装置です。

  白点病など病気の抑制効果があります。

  また、コケの抑制効果もあるようです。

殺菌灯

カミハタ ターボツイスト Z 9W

  思っていたより大きですね、水槽の後ろに設置しようと思っていたのですが、

  水槽の横で縦に配置しなければ無理かも、、、かなり悩みそう。。。

  殺菌灯を通る水は加熱されるので、クーラーの前に設置するようです。

  今回使用する水槽が小型水槽なので、使用時間を減らした方がいいのか

  悩みは尽きません。

 

 

浄水器

  人工海水は必要な成分がすべて含まれているので、それを溶かす水は

  純水に近いものが求められます。

  と言うわけで浄水器を購入。

浄水器

マーフィード RO浄水器 エキスパートマリンZ 150

マーフィード RG ダッシュ

  実際に組み立てて水を通してみると、水圧が弱く

  1ℓ作るのに5分かかりました

  加圧ポンプを追加購入する必要がありそうです。

 

TDS メーター EZ

TDS メーター

  TDS メーター EZ(不純物濃度測定)

    水道水の TDS 113

    浄水器を通すと  13

  家の水道水は地下水を使ってるので高硬度ですね、

  浄水器を通すと、0 になるのかと思ってたのに 13 でした。

  圧力が弱くて性能が出ていないのかな?

 

  次に日、浄水器を2時間、空回ししたら TDS が 1まで下がりました。

  無事に運用開始できそうです。

 

加圧ポンプ

加圧ポンプ

  ハイフロー加圧ポンプ(エキスパートZ75 / 150用)

    とりあえず、加圧ポンプを買ってみたけど、思っていたより高かった。

    効果は抜群。

加圧ポンプ

    水道に直接繋いだときは、ギリギリの圧力が

加圧ポンプ

    適応上限一杯に加圧されました。

    浄水器に対応した加圧ポンプだけのことはあります。素晴らしい

    ポンプをつけた後に TDS を測定したら 0 でした。素晴らしい

 

    2リットル貯めるのに3分40秒かかったので

    10リットルなら 約18分30秒かな

 

フィルター

エーハイム

濾過装置は定番の エーハイム 2213

  マリンアクアリウムはオーバーフロー水槽の方が良いみたいですが、

  小さな水槽はスペースに無理があるので、今回は、外部濾過を使ってみます。

  とりあえず、使ったことのある濾過装置を買ってみました。

 

自動給水システム

自動給水システム

  AUTO AQUA 自動給水システム Smart ATO Lite G2

    海水魚を飼育する上で重要なのは塩分濃度、

    蒸発による塩分濃度の上昇を防ぐ必要があるようなので、

    とりあえず、エントリーモデルを買ってみました。

 

水流ポンプ

水流ポンプ

ボルクスジャパン ベスタウェーブ スリム2

  海水魚水槽にはランダムな水流を作る必要があるらしい、

  なので、小型水槽用の水流ポンプを買いました。

水流ポンが必要な理由

  1・ランダムな水流を作ることによって止水域を作らせずゴミの停滞を防ぐ

  2・海水魚の運動を促し、健康を維持するため

  3・サンゴの健康維持

      サンゴの隙間に溜まるデトリタスの除去

      サンゴに生えるコケの除去

特にサンゴにとっては水流は必須で、用意しないわけにはいきませんでした。

 

ライブロック

ライブロック

マメデザイン マメプラグ ライブロックレプリカ

  ライブロックはバクテリアによる水質の向上が期待でき、

  水槽のレイアウトとサンゴを置くスペース、魚の隠れ場所を作ります。

  最近は人工のライブロックも使われるようになり、

  天然のライブロックのデメリットを補うようになりました。

  高価な天然ライブロックよりも使いやすそうです。

 

クーラー

クーラー

ゼンスイ 小型循環式クーラー ZC-100α

  冷却水量100リットル以下の小型のクーラーです。

  熱帯魚よりもサンゴが高温に弱いので、

  マリンアクアリウムには必須らしいです。

  サンゴは23℃ 〜 26℃ 位がいいようです。

  思っていたより低い水温を好むようです。

  このクーラーは、ヒーターコンセントもついているので

  0.1℃ 単位で温度を調整できるようです。

 

  思っていたより大きくて、背面のプレートを外さないとホースがつなげないです。

  この他に、フィルターと殺菌灯を繋げなくてはならないので、

  どう設置するか、悩みどころです。

 

人工海水

人工海水

レッドシーソルト 660リットル用

  とりあえず、大きいやつを購入、お得かなと思って、

  だんだん道具が揃ってきました。

  楽しみが膨らみますね。

 

ライト

LED ライト

レッドシー REEF LED 50

  サンゴ育成用のライトを購入

  小型水槽なので、生体はクマノミ2匹くらいになりそうなので、

  サンゴメインの水槽にしようと思います。

 

水槽

水槽

アクロ30ハイ スーパークリア 30 x 30 x 40 cm

  45cm ノーマル水槽と 30cm ハイ水槽で迷ったのですが、

  高さがアクセントになりそうなのと、

  横に給水用の水槽が置けるので、こちらを選びました。

  さて、揃えた機材をセッティングしていきましょう。

 

 

システムを組み立ててみる

道具が揃ったので、システムを組み立ててみることにします。

まりんアクアリウム

  45cm 水槽規格の水槽台ではクーラーが大き過ぎて

  セッティングがギリギリでしが。

マリンアクアリウム

  水槽台の天板が低くて、配管が難しかったです。

  ホースが折れないようにするには、ギリギリのスペースしかありませんでした。

  これで、なんとか配管は完成!

マリンアクアリウム

  問題は配線の方で、水槽の上に棚を作ってそこにまとめるつもりでしたが、

  このゴチャゴチャ感、どうにかならないか思案中です。

  それにしても、こんなに電気を使うなんて、マリンアクアリウム恐るべし!

  これ、なんとかなるのかな?

 

 

殺菌灯の点灯

ターボツイストZ を点灯します。

殺菌灯

  青の光が点灯しました。

  この光が、思いの外眩しい、対策が必要です。

注意点

  ディフォルトで Oリングが未装着でした。

  水漏れした時は、今年、最高に慌ててしまいました。

  Oリングぽくない形をした Oリングが別の袋に入っていて

  高鳴った心を撫で下ろしました。

  Oリングは最初からつけておいて欲しいよね。

循環システム

  とりあえず、水の循環が始まりました。

  めでたしめでたし!!!

 

 

クーラー始動

クーラー

ゼンスイ 水槽用クーラー ZC-100α

  ディフォルトの設定温度は 25℃ でした。

  サンゴのことを考えて、24℃ に設定変更します。

  実際の水槽の水温と 0.6 ℃ ほどズレていたので補正します。

水温

  設定の変更はマニュアルに沿って行いました。

  思っていたより、簡単に運用できて驚きました。

ネットで調べた結果

  冬場もクーラーを連続運転するのがベストみたいです。

  故障した時のために、サーモスタットを用意しておくほうが良いかもしれません。

 

 

プロテインスキマーを動かしてみる

プロテインスキマー

外掛式プロテインスキマー QQ1

  QQ1 は海水専用なので、淡水では機能しませんが、

  一応、泡が出ることを確認してから分解します。

  モーターキャプが硬くて取れないのだけど、

  ドライバーとかで、こじっても良いのかな?

  ネットで調べてみます。

 

 

 

LEDライト点灯

LEDライト

Red Sea REEFLED 50 LEDライト

  海水魚水槽らしい青い光、

  かなり眩しいので、キャノピーは必須かな、

 

そしてこのライト、スマホのアプリで操作します。

ReefBeat

  アプリ Reef-Beat

    このアプリ、RedSea の全てのシステムを統合したもので

    操作、スケジュールを管理できます。

    日本語化もされていて使いやすいのですが、

    WiFi 接続にクセがあって、パスワードの扱いで悩みました

    ネットで調べて、ことなきを得ましたが、

    日本語のマニュアルが少し分かりにくかったです。

  設定してしまえば、このライト、かなり秀逸です。

    高価なライトだけの存在感がありますね。

 

 

自動給水システムのテスト

自動給水システム

AUTO AQUA 自動給水システム Smart ATO Lite G2

  水作 ショーベタ コレクションケース L を給水タンクに使います

  小さなモーターの割にパワーがありました。

自動給水システム

  光センサーに反応して、かなり勢いよく水が出ます。

  とにかく、動くことは確認できました。

 

 

水流ポンプを動かしてみる

水流ポンプ

ボルクスジャパン ベスタウェーブ スリム2

  このコントローラーで、いろんな波を作れるみたい

  コントローラーのLEDが眩しいので

  FLANCCI LED遮光ステッカー 調光LEDフィルター を貼ることにしました。

    殺菌灯とクーラーのLEDにも貼ります。

水流ポンプ

  水流ポンプは水面に向けて設置するようです。

  とりあえず、フィルターの水流とぶつかるように設置してみました。

センサー

  水位を測るセンサーの青いLEDが思いの外眩しい。

  夜、電気を消すと、水槽内が気になるくらい明るくなります。

  生体のことを考えると、夜間はスイッチを切る必要があるかもしれません。

  手動で切るのは面倒なので、スマートプラグの導入も考えます。

これで、全てのシステムの動作を確認できたので

  水を抜いて、いよいよマリンアクアリウムの立ち上げに備えます。

  楽しみですね。

 

 

水槽蓋を作ってみた

水槽蓋

5mm 厚のアクリル板とアクリルの蝶番を使って水槽の蓋を作りました。

  アクリル板の接着は初めてだったので、接着剤を溢してしまいました。

  粘度の低い接着液なので、傾けただけで針の先から液が垂れてしまいます。

  二枚のアクリルの隙間に入っていくのだから仕方がないのだけど

  もう少し慎重に作業を進めるべきでした。

  反省してます。

 

 

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