子犬の”しつけ”は遊びの中で

シェルティー

子犬が家に来て、一番心配なのが”しつけ”です。子犬はまだ知能が低く、何でもすぐ覚えるわけではありません。しかも、じっとしてることはなく活発に動き回り、好奇心が旺盛で、何にでも興味を持ち、口に喰わえて確認しようとします。静かなのは寝ているときだけです。でも、はじめのうちは、夜泣きをするので寝ているときもうるさいのですが。(^_^;)

早く新しい環境に慣れて、新しい家族の一員になるには、それ相応な配慮が必要になります。子犬は可愛いので、すぐ部屋に放して遊ばせたくなるのですが、ちょっと待ってください。

その前に”トイレのしつけ”をしましょう。

家に来て一番最初に”トイレのしつけ”をすることで、少しづつ家の環境に慣らすのがオススメです。

 

トイレの”しつけ”を始めよう

子犬が家に来て、最初にしなければならないのは、”トイレのしつけ”です。部屋で遊ばせる前にするのが理想です。

子犬を迎えたら、すぐゲージの中に入れましょう。ゲージには予めペットシーツを敷いておきます。子犬があちこち移動したいように、ゲートなどで限定したスペースにゲージを置きます。そして、自由に動けるスペースの半分くらいにペットシーツを敷き詰めます。

ゲージに入れた子犬はどんなに騒いでもゲージから出してはいけません。騒げば出られると学習してしまうからです。静かに落ち着いる時に、そっとゲージから出してやります。

ゲージから出したら、存分に子犬と遊びましょう。出来れば、座って子犬と遊びます。犬は基本的に高い所が嫌いです。最初は座って抱っこをして、少しづつ立って抱っこしても怖がらないようにしていきましょう。”高い高い”はもっての外です。

おもちゃで遊ぶのも重要です。噛んで良いものを限定するため、いろんなおもちゃを用意しておきましょう。おもちゃは多分すぐ飽きるので、ある程度の数を用意しておいた方は良いかもしれません。できるだけ、おもちゃ以外の物をガリガリしないように導きます。

20〜30分遊んだら、またゲージに戻します。

つまり、ゲージから出す時は人が、付きっきりになるという事です

そして、2〜3時間に1回、ゲージから出して遊んでやります。勿論、静かに落ち着いている状態の時に出します。

子犬は、けっこうマメにオシッコをします。ゲージの中でオシッコをしたときは、敷いていたペットシーツを交換します。ゲージを出したときにペットシーツの上でオシッコをするように、上手く誘導するのが”トイレしつけ”のポイントです。

食事の後は、ウンチもするので、気をつけてペットシーツに誘導します。

このパターンを繰り返して、だんだんペットシーツのスペースを小さくしていきます

子犬はあまり広いスペースを与えるより、3m四方くらいのスペースに限定するほうが、”しつけ”がしやすいです。その広さがあれば、ボールを転がして取ってくるような、遊びもできます。

この方法を使えば3日〜5日で”トイレしつけ”ができるそうです?

ここでカミングアウトしなければなりません。

実はまだ、この方法を実践していないのです。2頭のボーダーコリーはブリーダーさんがトイレしつけしてくれていたので、家に来たときから全く問題がありませんでした。

ブリーダーさんの話では、多頭飼いしていると教えなくも、自然にトイレを覚えるみたいです。

そのへんが、ボーダーコリーの知能の高さなのでしょう。ボーダーコリー恐るべし!

でも、今回のシェルティーは”トイレしつけ”されてないようなので、初めての経験になります。上手くいくか乞うご期待です。ブログの記事に上げたいと思いますので、お楽しみに!

 

噛み癖の”しつけ”をしよう

子犬は何でも噛みます。それは子犬の仕事のようなものです。

人は手で触れて、その物の質感や重さを認識しますが、子犬は手ではなく口で、その物を確認しているので、興味のあるものは何でも口に運びます。

また、子犬は歯が生え変わるまで、歯がうずくのか、常に何かをガリガリしています。子犬がガリガリしてもいいおもちゃを用意しましょう。

 

パピーコング M

子犬用のラバーのおもちゃです。中に餌を入れて遊ばせるようですが、入れなくてもガリガリかじって遊びます。耐久性があるのが一番のポイントで、試したおもちゃの中では、いちばん長持ちでした。オススメです。

 

フィッチ! Sサイズ

天然素材の噛みやすいデザインの棒です、噛んでいる内に飲み込んでも無害で、投げたり引っ張ったり、遊びにも使えます。歯が抜け替わる前の子犬に有効です。ただ、これを与えると庭の枯木をガリガリされるので、また与えるかはチョット微妙です。

 

ロープのおもちゃも、けっこう遊んでくれます。上のフィッチと同じようなものですが、値段が安い分、こちらがオススメ。

とにかく、家具やテーブルの足をガリガリされたくなければ、何かひとつは用意する必要があります。子犬は好奇心が旺盛で、目にしたものを自分の口で確かめずにはいられないのです。

ぬいぐるみはすぐ壊れるので、ラバーのおもちゃの方がいいのですが、可愛いのが少ないのが残念です。

子犬が、何かをガリガリしていたら、おもちゃを出してガリガリさせます。

叱るのは現行犯のときだけです。後から叱っては、何で叱られているのか理解できないので、混乱しますし、”しつけ”の進行に支障が出ますので、かじっても良い物に誘導するのがポイントです。

 

大切なのは、子犬の行動範囲には、噛まれては困るものを置かないこと。
そして、誤飲の怖れがある、飲み込める大きさのものも絶対に置かないこと。
かじって危険なもの(電源コードなど)も絶対に置いてはいけません。

 

”スワレ”を教えよう

”スワレ”を教えると、犬を落ち着かせることが出来ます。

そして、”マテ”につなげて行きます。

子犬を前にして、子犬の顔の前に人差し指を上に向けた拳を出します。”スワレ” スワレ” の掛け声で拳をゆっくり上に動かしていきます。すると、子犬は拳を見上げるようになり、自然にお尻を落とします。そしたら、たくさん褒めてあげます。

お尻を落とさないようなら、手で軽く力を加えてやれば、簡単に座ります。

人差し指を立てたポーズを、”スワレ”のアクションと認識させましょう。

 

”マテ”を教えよう

”マテ”は全ての”しつけ”と訓練の基本です。早い段階から教えるのが理想です。簡単な”まて”から高度な”マテ”に少しずつステップアップしていきます。

”しつけ”を始める前に、しなければいけないのは、子犬とたくさん遊んで仲良くなることです。スキンシップを通して信頼関係を作ってから”しつけ”を始めましょう

子犬との遊びは、人と犬との主従関係を確立する第一歩です。

その時気をつけるのは、”ほめる” ”叱る” のメリハリを付けることです。恥ずかしいとは思わずにオーバーアクションで対応しましょう。

そして、掛け声を統一しよう 特に叱る時は ”いけない” か ”だめ” のどちらかひとつにします。

犬は人の言葉(単語)を覚えます。ですので最初のうちは一つの言葉で覚えさせたほうが理解が早いと思われます。そのうち両方使うようになっちゃんですけどね(^_^;) その頃は犬の方で人に合わせてくれます。たぶん。

 

おもちゃを引っ張る遊びをしよう

子犬は本能で動く、小さな野獣です。気に入たものは口に喰わえて離そうとしません。

ロープのおもちゃを与え、”ちょうだい” と言っておもちゃを引っ張りッコします。しばらく遊んだら離してやります。

これを何回か繰り返していると、遊びたくて、子犬の方からおもちゃを持ってやって来るようになります。これが子犬とのコミュニュケーションのスタートです。

子犬と楽しく遊べるようになったら、次のステップに移ります。

おもちゃを引っ張る遊びの最中、”だせ” もしくは ”はなせ” の掛け声そかけ、子犬がおもちゃを離すまで、掛け声を続けます。掛け声は強い口調で言う必要なく、普通のトーンで話しかけてください。

遊びと思っているので、子犬はすぐには離しません。でも、いつまでも離さないでいると、飽きておもちゃを自分から離します。その時オーバーに褒めましょう。

命令に従えば褒められる。と認識させるのが”しつけ”の始まりです。

これを繰り返すことで、主従関係がはっきりして、主人の命令を第一に聞くようになります。

叱る時は強い口調で”いけない”と言いましょう。叱られているのを遊びと勘違いされないように毅然とした態度で子犬と接しなければなりません。

主従関係な確立すれば、遊びの中に秩序が生まれます。そうすれば遊びが楽しく楽になります。

 

ここまでくれば”マテ”は簡単にできると思います。

大好きなおもちゃを前において、手を子犬の顔の前に広げて、”マテ”を指示します。

”スワレ”をさせて、落ち着いてからでもいいでしょう。

はじめはほんの数秒でかまいません、”ヨシ”の掛け声で手を顔の前からどけて、おもちゃを与えます。これを繰り返して、手を広げるアクションは”マテ”と認識させます。

上手く出来た時は褒めることを忘れずに

ご飯の時に”マテ”を教えるのは、非常に有効です。必ず行いましょう。

 

”フセ”を教えよう

”スワレ”と”マテ”を覚えたら、”フセ”を教えましょう。

これが出来れば、長い時間待たせることが可能です。

まず、人差し指を立てて”スワレ”を命じます。”フセ” ”フセ” と言いながら、手をそのまま下げていき、子犬の顔の前を通って、床を指差すように、ゆっくり下げていきます。子犬が指先を追って頭を下げて、床についたらOKです。そのまま、指を手前に引いてあげましょう。子犬の体が手前に伸び、”フセ”の姿勢になったら成功です。

多分最初は、指を手前に引く時に立ち上がってしまいます。ここが難しいところです。

無理に子犬の体を床に押し付けるようなことはしてはいけません。”フセ”を嫌がるようになります。

手の中に、ご褒美の餌(ドッグフード)を忍ばせ、”フセ”の姿勢になったらご褒美を上げるようにすれば、比較的はやく覚えるでしょう。

ご褒美で釣るのは、芸を教えたり、フリスビーで遊んだりするときにも使いますので、上手く使えるようになりましょう。

よかったら、”子犬と遊ぼう”も読んでみてください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
他の記事も読んでもらえると嬉しいです。
 

 

コメント