GoPro Hero8 を買って動画をはじめて4ヶ月
Adobe Premiere Pro で編集し、
ビデオ動画の面白さが分かってきて、
タイトルのモーショングラフィックスに興味を持ち
一歩踏み出したのが、
Adobe After Effects です。
2月28日に手にして、約半月、
じっくり読み込んで、勉強した感想を書きたいと思います。
出版社: ソーテック社; B5版 (2019/9/20)
「プロが教える! 」シリ-ズは、ビギナーから
ステップアップを目指すユーザーを対象にしています。
本書の内容紹介にあったように
初心者には、非常に分かりやすく書かれた入門書です。
同じ会社から出版された、
Premiere Pro スーパーリファレンスより
縦に2.5cm 大きくなり、B5判サイズになりました。
これにより、
内容の写真が、非常に見やすくなり、
ストレスなく、読みすすめることが出来ます。
前述の本では、写真の中の文字が小さすぎて見づらかったので、
この変更は、高く評価します。
【目次】
Chapter 1 【基礎編】After Effectsの基本と簡単なアニメーション作成
Section 1-1 After Effectsの特徴
Section 1-2 本書を進める前に準備すること
Section 1-3 1時間でわかるアニメーション制作の基本
Section 1-4 データの保存と読み込み
Chapter 2 【初級編】シェイプアニメーション入門
Section 2-1 図形アニメーションの作成
Section 2-2 タイトルアニメーションの作成
Section 2-3 アイコンアニメーション
Section 2-4 アイコンを変形する
Section 2-5 動きを装飾する
Section 2-6 検索アニメーションの作り方
Chapter 3 【中級編】シェイプとアニメーターを組み合わせる
Section 3-1 リピーター演出
Section 3-2 シェイプの液体アニメーション
Section 3-3 図形の組み合わせによるアニメーション
Section 3-4 テキストアニメーション
Chapter 4 【応用編】3Dアニメーション
Section 4-1 After Effectsの3D空間
Section 4-2 押し出しシェイプの3D
Section 4-3 3Dスマホの作り方
Section 4-4 3Dスマホのアニメーション
Chapter 5 【上級編】エフェクトアニメーション
Section 5-1 煙タイトルの作り方
Section 5-2 パララックス動画
Section 5-3 変身する文字
Section 5-4 水しぶきのトランジション
After Effects CCの基本的な機能や操作のノウハウから、
イメージ合成や各種エフェクト、3Dアニメーションまで
ロゴやテキスト、イラストを動画で自由自在に動かす技法を
ステップ・バイ・ステップ形式でわかりやすく解説します。
上の説明にあるように
After Effects の操作手順を、順を追って、
写真で解説しているので、
非常にわかりやすいです。
初心者は、順を追って、操作することで、
After Effects の機能を習得することが出来ます。
欠点は
説明が不足していることです。
数ある、エフェクトと、そのパラメータが
何を意味しているのかの説明が
ほぼ皆無です。
Chapter 4 【応用編】3Dアニメーション
Chapter 5 【上級編】エフェクトアニメーション
最後の、2つの章を割いてでも
詳しい説明がほしいところでした。
この、413ページに及ぶ、分厚い本の中で
パラメータの解説があるのは336ページに
TIPS wiggle() とは?
TIPS (time*) とは?
関数(サブルーチン)を説明した数行だけでした。
初心者が、パラメータをいじって、
結果を確認するにしても、
何らかの、手がかりや、道標が欲しいところです。
この工程で、かなり時間を無駄にしたような気がします。
特に、Chapter 4 【応用編】3Dアニメーションの章は
突然、サードパーティのプラグイン
Cinema 4D LIte を
何の説明もなく、解説を始めています。
このプラグインを使うためには
MAXON社にユーザー登録して
ライセンスキーを取得する必要があります。
また、日本語対応のパッケージも同時にダウンロードする必要があり、
この説明が、一切なかったのが、
初心者には不適切で、評価を下げざる得ません。
ちなみに、
Cinema 4G は
非常に面白いソフトで、
初心者でも、操作が分かりやすく、
かなり高機能な3Dグラフィックを作成できます。
しかし、
かなり高額なソフトでもあるので、
導入するにしても、先の話になると思います。
入門書で、扱う必要があるのか、甚だ疑問です。
本書を読み終えて
色々いじって、グラフィックスが壊れてしまい
何度もやり直しながら、
読み進めていきましたが、
時間を無駄にしているような、
まどろっこしさを感じました。
できれば、初心者向け入門書に徹してほしかったです。
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