3月も中旬になり、だいぶ暖かくなってきました。
庭の梅の花も満開になり、桜の開花が待たれる季節です。
朝のお散歩が楽しい季節になりました。
心なしか、イチハとスグハも生き生き輝いているような気がします。
2022年 3月14日(月)
今朝はくもり 気温9℃ 日の出 5時53分
かなり暖かい朝です。今年初めて暖房のいらない朝になりました。
そして、今年初めて、ツバメが軒下に姿を見せてくれました。
季節が急速に変わろうとしています。
自然換気 ・・・ 部屋の内部の空気が外の空気と入れ替わること。
風力換気 ・・・ 建物外部の風の圧力で、風下に流れること。
温度差換気 ・・ 建物の内部と外部の温度差で生じる換気のこと。
室内の暖かい空気が上昇して、屋外の冷たい空気が侵入すること。
自然換気は建物の隙間に依存する
実際の建物では、風力換気と温度差換気が混然と発生します。
古い日本の木造建物は隙間が多かったので、
自然換気による換気量は莫大でした。
住まいの耐久性大百科事典の一章が終わりました。
雨漏りと湿気、それに換気、これらの要素が関係しあい建物の耐久性に影響を与えます。
一番ベースになる事柄を、常に意識してこの本を読み進めていきます。
2022年 3月15日(火)
今朝は小雨 気温7℃ 日の出 5時52分
空が明るくなるとともに、雨が降り出しました。
久しぶりの雨、
空気がカラカラに乾いていたので、少しホッとします。
花粉も大量飛散しているので助かります。
第2章 長持ち住宅のデザインを考える
キューブ型住宅
外観がサイコロのような立方体の形状をした建物です。
雨を軒で避けられないので、壁に直接当たる問題があります。
壁の早期劣化、雨漏りの発生のデメリットがあります。
結露で金具が錆びたり、カビが発生するトラブルがあります。
最近人気のキューブ型住宅ですが、
少しリスクの高い建物のようです。
日本の気候にあった木造住宅には、軒は必要なのかも?
2022年 3月16日(水)
今朝はくもり 気温7℃ 日の出 5時50分
今朝は、少し霞んだ空で、春らしい空網様です。
日の出の時間も、随分と早くなってきました。
冬至から1時間以上早くなり、ゆっくり朝の散歩を楽しめるようになりました。
もうすぐ春ですね。
陸屋根と勾配屋根
傾斜の極めて緩やかな屋根を「陸屋根」と言います。
鉄筋コンクリートのビルやマンションは通常陸屋根です。
木造住宅は傾斜のある勾配屋根が普通ですが
最近、陸屋根が増えています。
陸屋根のデメリット
傾斜がついてないので、雨水が溜まりやすく漏水の危険があります。
屋根と天井のスペースが少なく、小屋裏喚起が取りにくく結露の危険があります。
木造住宅では、勾配屋根を使う方が耐久性が確保しやすそうです。
2022年 3月17日(木)
今朝は晴れ 気温7℃ 日の出 5時49分
気持ちのいい青空、清々しい朝の散歩です。
ただ、花粉が飛んで無ければ最高なのですが?
この季節の散歩は辛いものがあります。
北側斜線と道路斜線
北側に隣接した住宅の日当たりに配慮した規制。
建物の道路に面する一定部分の高さを制限する規制。
敷地面積の中であっても建築できない空間があるので
土地の形を見るだけではなく、建築空間を考える必要があります。
私のような初心者は注意が必要ですね。
2022年 3月18日(金)
今朝は雨 気温4℃ 日の出 5時47分
久しぶりにまとまった雨になりました。
今日は1日雨の予報!
外に出れない、イチハとスグハ。
お利口に、自宅待機だね。
バリアフリー
が耐久性に影響する項目
バルコニー 「またぎ」なしで「掃き出し窓」から出られる場合
防水の立ち上がりが不足していることがある。
持ち出し梁の梁性が不足していることがある。
スロープ 基礎の真横に設置される場合
跳ね返りの雨が土台に当たり、中まで濡れる場合がある。
バリアフリーは必修の項目だけに注意を払う必要がありそうです。
特にバルコニーは必要ないかも、
問題箇所は、出来るだけ作らないようにしたいですね。
2022年 3月19日(土)
今朝はくもり 気温6℃ 日の出 5時46分
昨日1日降っていた雨がやっと上がり、
花粉も流されたみたいで、快適な朝です。
今日はいい天気になりそうです。
標準仕様書
設計者が施工者に対し、設計図に表すことができない材料の品質や工事の方法の
詳細を指示する文書のことです。
設計図と仕様書を合わせて設計図書と言います。
仕様書は出来上がる建物の品質を左右する重要な文書なので吟味が必要です。
標準仕様書で業務を簡略化
標準仕様書の記述と異なる部分は、設計者がその部分について特記仕様書を作成する。
工事の指示において、特記仕様書は標準仕様書より優先されます。
各種の標準仕様書
日本建築学会建築工事標準仕様書(JASS)
公共建築協会公共建築工事標準仕様書
金融支援機構住宅工事仕様書
上の3つの仕様書があります。
標準仕様書の存在は、全く知りませんでた。
設計図同様、重要な書類と認識な無ければならないようです。
2022年 3月20日(日)
今朝は晴れ 気温4℃ 日の出 5時44分
いよいよ春らしくなってきました。
桜の開花が待ち遠しい季節です。
楽しい連休になりますように。
軒ゼロ
外壁が屋根より立ち上がったパラペット形式は含まず、
勾配屋根の先端がそのまま外壁に連続した形状のものを軒ゼロと言います。
軒ゼロ住宅が増えてきた
外装材料の変化、断熱やエアコンの普及により軒の役割は薄れ
狭小な敷地では軒を出せないため、軒ゼロが増えてきました。
軒の出の部分だけ屋根面積を割愛でき、工事費削減になります。
シンプルなデザインも人気の一つです。
雨漏り瑕疵発生率が高い
屋根の下葦き材は屋根工事業者が施工し、
外壁は外装工事業者の施工範囲なのです。
屋根工事が壁工事より先に行われるので、防水処理が切れてしまいます。
なので、過度の処理が難しいのです。
軒ゼロの問題点
長期的には、軒先部分の劣化が激しいことです。
屋根下地に入り込んだ水が、壁内や室内に侵入して被害を拡大します。
壁面各部からの雨漏りや劣化のリスクが増す「雨がかり」が問題になります。
問題の解決方は
屋根の下葦き材と外壁の防水紙を連続させる必要があります。
適切な設計と、連続施工を可能にする工程の見直し、
責任施工範囲を明確にし、作業要領の整理、綿密な工事管理の実施が不可欠です。
軒ゼロは問題が多いので、絶対避けようと思います。
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