2020年12月の日記 5

イチハ

年末年始を挟んだ、今年最後の週になります。

  新型コロナウイルスに翻弄された一年でした。

  この間、外出自粛規制から、引きこもりになり、

  インドアの趣味が増え、自作パソコンから、

  屋上での電視観望まで、思いの外散財してしまいました。

  今週も引き続き、SharpCap Pro の使い方を勉強していきます。

 

 

2020年12月28日(月)

フラットフレームの製作

今朝はくもり 気温4℃

  昨夜から天気が悪く、星を見ることが出来なかったので、

  SharpCap Pro のフラットフレームとダークフレームの政策をしてみました。

上の写真はフラットフレームをキャプチャーしている所です。

  光源は、平面 LED パネルを使用しました。

  ヒストグラムが50%レベルになるように

  露出と Gain を調整します。

  LED パネルを使ったので綺麗いなピークを指しています。

  フラットフレーム製作のポップアップメニューの後ろの画面が

  実際のフラットフレームです。

  歪みのない非常に綺麗なフラットフレームができました。

  SkyWatcher EVOSTAR72ED 鏡筒レンズが高性能なのが分ります。

それから、ダークフレームの製作に移ります。

ダークフレームの製作

  同じ様にダークフレームを作ってみました。

  露出30秒、Gain 215 で撮影した10枚の画像をスタック

  ここでは、CCD 温度が冷却なしの 14.1℃ と

  CCD を冷却した −23.2℃ のダークフレームを作ってみます。

最初は無冷却の時

ダークフレーム1

  画像全体を見ましたが、ノイズは一つしか発見できませんでした。

  画面中央、拡大して切り取っています。

次に冷却した時

ダークフレーム2

  上の写真と同じ場所を見てもノイズは発見できませんでした。

  もっと高感度で撮影すればノイズが出るかも知れませんが、

  この結果は非常に驚きです。

ZWO ASI294MC Pro カラー 冷却モデル

  このカメラの性能の高さを実感できました。

ZWO ASI294MC Pro

  今夜は晴れそうなので

  望遠鏡を出して明るい天体を撮影したいと思います。

  少しずつ、SharpCap Pro の使い方がわかってきたので

  まともな写真を撮って見たいですね。

  楽しくなってきました。

 

 

2020年12月29日(火)

イチハとスグハ

今朝は晴れ 気温0℃

  綺麗な朝焼けです。

  今朝の朝食はイチハは全然食べられませんでした。

  少し、よたよたとフラつきながらの散歩だったので、

  年末年始で、病院も休みになってしまうし、

  どうしたものかと考えていたら、

  とりあえず、昼食は食べられたので一安心です。

  イチハも歳をとり、健康が気になりながらも

  長生きして欲しいですね。

昨夜は天気が良かったので星の写真を撮って見ました。

  月齢13の月が明るく難しかったです。

月

  とりあえず、M42 オリオン大星雲を狙います。

M42

  前日製作したレベル50%のフラットフレームを使います。

  かなり露出オーバーな感じです。

  Photoshop で調整してみると、

M42

  かなり物足りない映像になってしまいました。

  ライブスタックで調整した画像を Photoshop で加工すると

M42

  これも、いまいちの画像ではありますが、

  スタックした効果が出ている様です。

  月の明かりのせいもありますが、

  ヒストグラムのピークをもっと低くする必要がありそうです。

  それに合わせフラットフレームのレベルも合わせなければならないので、

  いろんなピークのフラットフレームを作ろうと思います。

  今夜は天気が悪そうなので、フラットフレームを作ります。

IC434

  ちなみに暗い天体を撮って見ましたが、

  案の定、全く写りませんでした。

  まだ調整が必要ですね。

 

 

2020年12月30日(水)

スグハ

今朝は薄曇り 気温ー1℃

  日中は厚い曇り 気温8℃で寒い1日になりました。

今日は、ケンザブロウの三回忌

ケンザブロウ

  2018年4月に撮った写真です。

  時の経つのは早いもので

  2年の月日が流れてしまいました。

  ケンが亡くなった日は、

  気温ー5℃の極寒の朝でした。

  手のかかる子だったので、

  いろんなことを試す間に、

  たくさんの思い出を残してくれました。

ケンによく似たスグハが家に来る事になったのも、

  何かの導きがあったのかも知れません。

  スグハが家に来て1年半になります。

  天真爛漫で、活発なスグハに振り回されているうちに、

  ケンを思い出すことも少なくなり、

  ケンの為に立ち上げた、このブログも

  更新が止まっています。

三回忌の本日、改めてケンザブロウの日記を完成させることを誓います。

  ケンとの楽しい思い出を全て残しておきたくて

  このブログを始めたことを思い出して、

  初心に戻りたいと思います。

ケンとイチハ

  ケンの事が大好きだったイチハは

  だいぶ落ち込んでいましたが、

  今は、嵐の様なスグハのワガママに振り回され、

  元気に仲良くやっています。

  イチハにはケンの分も長生きして欲しいですね。

 

 

2020年12月31日(木)

イチハ

今朝は晴れ 気温ー2℃

  西の風4m/s 気温以上に寒く感じる朝です。

  日光連山から、千切れた雪雲が飛んできて

  朝焼けを美しく彩っています。

  今年の最後の1日を迎えました。

  新型コロナウイルスで始まり、変異型コロナウイススで終わる1年でした。

  来年は、ワクチンの普及とともに、

  パンデミックが収まることを願っています。

昨晩、M42 オリオン大星雲を撮影して見ました。

  満月の空は明るく、撮影には適しませんが

  SharpCap pro のテスト撮影をします。

月

  月の写真の焦点がボケています。

  星と月では焦点距離が違うのでしょうか?

SharpCap

  Gain = 351 Exposure = 15

  TotalExposure(s) = 180 StackedFrames = 12

  Display MidTone Point = 20%

  ヒストグラムの平均レベルを20%にして、

  そのレベルに合わせたフラットフレーム適応しています。

  この状態で保存した Fits ファイルを Gimp で開いて Tiff ファイルで書き出し、

  Photoshop で読み込んで処理して、jpeg で書き出しました。

M42

Fits ファイル

M42

Photoshop で処理した画像

  どうゆう訳か、Fits ファイルは鏡像で写っています。

  これは原因を究明中です。

ライブスタックの画像処理で保存した画像はノイズがひどく見づらいです。

M42

  Photoshop で処理して、体裁を整えていますが、

  Fits ファイルの方が、きめが細かい画像になっているので、

  天体写真として残すのであれば、

  手間はかかりますが、Fits ファイルから写真を作る方がいいかも知れません。

  もしくは、ライブスタックのビュー画像の処理を極める必要があります。

  ただ、トラックパッドでは微妙な処理ができず

  あまり期待はできません。

  引き続き研究課題にします。

今日、大晦日も晴れそうなので

  近くのお寺の除夜の音を聞きながら

  M42 を引き続き狙って見たいと思います。

  次回は、ヒストグラムのレベルを30%に合わせて

  どんな画像が撮れるか試して見たいです。

 

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