理想のPCケースを見つけました。
Mini-ITX 専用ケースです。
Youtube で見かけて、一目惚れしてしまったケースです。
しかし、残念なことに日本では販売していなかったので、
個人輸入してみることにしました。
今回は、この素晴らしいPCケースを紹介したいと思います。
お楽しみください。
NCASE M1 Black v6.1
外観
外形寸法(奥行き✕幅✕高さ)
脚/突起を除く:328mm x 160.6mm x 241.7mm
突起を含む:338mm x 160.6mm x 255.5mm
内部寸法
307mm x 157mm x 237mm
容量
12.7L
重量
2.0Kg
外観は非常にコンパクトで美しく、丁寧な仕上がりに好感が持てます。
Mini-ITX 専用ケースとしては、少し大きい方かも知れません。
容量が 10L 以下のケースもありますが、
小さなケースは、冷却性能に問題を抱える可能性があるので、
なかなかケースを決められなかった要因なのですが、
Youtube 動画で、このケースを、たまたま見かけた時に、
探していた一筋の光を発見できた喜びに心が震えました。
I / O ポート
前面パネルの I / O ポート
2色LEDバックライト付きの電源ボタン(電源オン/ HDDアクセス)
USBタイプAポート ✕ 2
USBタイプCポート
3.5mmヘッドフォン/マイクコンボジャック
ここで問題が発生しました。
今使っているマザーボードの
ASRock X570 Phantom Gaming-ITX/TB3 が、
USB-C に対応していないのです。
ケースを決めたのが後なので、今更の感がありますが、
折角、USB-C が付いているので、
マザーボードを買い換えるか、悩んでいます。
そして、
最近、B550 チップセットを載せたマザーボードが発売されたのも
悩みを深くしています。
このマザーボードは、USB-C のコネクターが付いているのです。
う〜ん、ため息が漏れます。
マザーボード
Mini-ITX , Mini-DTX に対応しています。
裏配線するスペースは全くありません。
このケースはディスプレーするケースではないので
ケースの中央部にケーブルをまとめる事になりそうですが、
配線が見えないのは、ズボラな私にとっては好都合です。
ストレージ・ドライブ
このケースの魅力の一つが、ストレージの柔軟な配置があります。
小さなケースなので、限られたスペースの中に
色んなタイプのストレージを機能的に配置できます。
DVD ドライブ
前面パネル裏に、薄型のDVD ドライブを収納できます。
9.5mmまたは12.7mmサイズのスリムなスロットローディング光学ドライブ
その時は、$25のオプションの天板を使います。
3.5” HDD は2台取り付け可能です。
2.5” HDD ならば3台付きます。
取り付け場所も、ファンブランケットか、前面パネル裏に付けられます。
SSD なら、2台前面パネル裏にスタック可能です。
小さなケースなので、沢山のストレージを積むことは出来ませんが、
必要におおじて、増設が可能です。
ただ、ハードディスクドライブを取り付ける場所は、
ラジエーターと共用なので、ハードディスクドライブを取り付けると
240mmのラジエーターは付けられなくなり、
120mmのラジエーターに限られます。
簡易水冷をメインに考える場合、
ストレージは、外付けにするほうが良いと思います。
液体水冷システム
背面パネルに、水冷用のパイプ穴が2つ空いているので、
写真のパーツを使えば、
本格的な、水冷クーラーを導入できます。
男心をくすぐるシステムですが、
これを組み立てる技術も、知識も、自信もないので、
興味はありますが、見なかったことにします。
1x 240ラジエーターまたは最大2x 120ラジエーターが
サイドファンブラケットでサポートされています。
厚さが35mm未満のラジエーターがお勧めみたいです。
ケースファン
- サイド(ファンブラケット):2x 120mm
- ボトム:2x 120mm
- リア:1x 92mm
小さなケースの中に、多くのファンを取付けられるのが
このケースの2つ目の魅力です。
その効果は絶大で、かなりの冷却性能が期待できます。
ただ、HDD を取り付けると、240mm ラジエーターは
付けられないので注意が必要です。
グラフィックボード
このケースの最大の特徴が、
グラフィックボードの下にあるケースファンです。
この2重のファンによって、グラフィックボードを強力に冷却します。
このシステムが、このケースに一目惚れした要因でした。
カッコいいですよね。
底面ファンの設置には、グラフィックボード厚さに影響します。
- 25mm厚のファン:2スロット(42mm)カードのみ
- 15mm厚ファン:最大2.5スロット(50mm)カード
今回使っているグラフィックボードの
MSI GeForce GTX 1660 SUPER は2スロットですが、
将来のアップグレードを考えて、
15mm 厚のファンを取り付けました。
この辺の冷却性能に関しては
Youtube 動画で詳しく説明しているので、そちらを見てください。
私は、この動画を見て、一目惚れしてしまったわけです。
それから、2.2スロットのグラフィックボードなら322mmまで、
3スロットで、280mmまで、
IO ポートを外せば、290mmの
グラフィックボードを挿すことが出来ます。
かなり強力なグラフィックボードを積めるのも、
このケースの魅力のひとつです。
CPU クーラー
小さなケースなので、CPU クーラーは限られます。
- 最大高さ:サイドファンブラケットを取り付けた状態で130mm、135mmなし
- CPUヒートシンクは、マザーボードの上端を10mm以上超えてはなりません。
- マザーボードの前端を超えて延びるCPUヒートシンクは、3.5インチHDDケージや電源装置(デフォルトの右側の取り付け位置)に干渉する可能性があります。
今回は、簡易水冷を考えているので、
空冷クーラーは調べていません。
けっこう制限が厳しいような気がします。
個人輸入について
今回、個人輸入をすることになった経緯を説明します。
始まりは、偶然このケース紹介したYoutube 動画を見たことでした。
その動画を見て、ひと目で気に入ってしまった私は
国内のネット通販サイトを探したのですが、見つからず。
結局販売元のサイトにたどり着いた次第です。
かなり人気の商品らしく、
予約注文の形で販売してました。
それを知って、待っていても日本には来ないなと思い、
個人輸入を試すことになりました。
日本での販売価格も3万円を超えていたのも後押しになりました。
個人輸入と言っても、
同サイトの通販システムは、日本国内の通販サイトと
同じ流れで手続きできるので、迷うことはありませんでした。
英語の解読も、Google 翻訳を使えば、
かなり正確な日本語に翻訳されるので、
理解できない所はなく、スムーズに購入手続きを進められます。
支払いは、クレジットカードで、
送料は、$10 の安い方の国際郵便で発注しました。
船便なので時間がかかると思っていたのですが、
発送のメールが来てから、4日で家に届きました。
関税もかからなかったので、
国内のネット通販と、全く同じように事が進んだことに、
驚きと、ネットの便利さを実感できました。
これからも機会があれば、
また、個人輸入を試してみたいと思います。
ただ、トラブルの時のやり取りは難しいと思うので、
高額の商品を輸入するのは止めておきます。
今回は、たまたま上手く行っただけかも知れませんが、
いい経験になりました。
感想
Mini-ITX のケースは種類が少なく、選択肢が多くありません。
特に、Mini-ITX 専用ケースは数えるくらいしかなく、
あっても、冷却性能に問題が起きそうなものばかりです。
光るパーツをディスプレーするようなケースが人気なので
仕方がないのですが、小さなケースの一面をガラスにすれば
冷却性能を犠牲にするしかなく、
特に、グラフィックボード側にガラスが来るので
グラフィックボードの冷却には不利です。
なので、なかなかPCケースを決められず、
だらだらと、Youtube を眺めていて、
このケースに出会いました。
多分、私にとっては、理想的な Mini-ITX 専用ケースです。
このケースを選んだことで、2つの悩みが生じました。
一つは、
ケース前面についている、USB-C にマザーボードが対応していないこと。
これは、新しいマザーボードを買わなければならないことを意味します。
パワーボタンだけの、パネルが付属していますが、
最初はそれでも良いかなと思ったのですが、
最近、B550 チップセットのマザーボードが発売され、
USB-C に対応しているとなれば、
悩みの程が分かると思います。
2つ目は、
この小さくて、強烈な冷却性能を誇るケースを前にして、
現在の、CPU とグラフィックボードが見劣りしてしまうことです。
近い将来、最強の CPU とグラフィックボードに
グレードアップしなければならない強迫観念に駆られています。
これらは、かなりの出費を必要とすることから、
心の衝動と動揺を誘っています。
どうすべきなのかは、まだ決めていませんが、
この素晴らしいケースに、パーツを組み込み、
パワースイッチを入れるのが楽しみでなりません。
コメント