5月11日、やっと読み終わりました。
3月19日に購入してから、約2ヶ月、
639ページの分厚い本を、改めて見てみると、
カオスの中で、振り回されていた日々が思い出されます。
今回は、After Effects モーショングラフィックス入門講座
に続き、After Effects の教科書です。
発売日 2019年4月19日
著者 電報児タムラ
実際の作品づくりに向けたプロのテクニックを知りたい、
さまざまな魅せ方のテクニックを身につけたいという人に最適な教科書。
100以上の課題で、作品として仕上げるテクニックを
チュートリアルで解説しています。
目次
CHAPTER 0 INTRODUCTION
After Effects使用のための基礎知識と同書における学習の進め方の指針を示している。
CHAPTER 1 ソーシャル動画の作成(基礎編)
実際にAfter Effectsを利用し、動画を編集をしていくための基礎を学ぶ。本章で作品づくりのためのひと通りの流れがつかめるようになる。
CHAPTER 2 ソーシャル動画の演出
動画におけるさまざまな演出効果を学ぶ。本章では実践で役立つ多彩なテクニックを身につけることができる。構成は以下のようになっている。
2-1 文字の演出
2-2 モーション&エクスプレッション
2-3 反射と影
2-4 背景
2-5 場面転換とスライドショー
2-6 光
2-7 誘導の演出
CHAPTER 3 ソーシャル動画の作成(応用編)
本章ではより高度な演出テクニックを用いた動画作品を仕上げていく。コンポジションを組み合わせて,練り上げた動画作品を作るノウハウが身につく。
CHAPTER 4 Premiere Proとの連携
After EffectsとPremiere Proにはそれぞれ役割分担がある。本章では2つの動画編集ソフトを連携していくテクニックを学ぶ。
カリキュラムの流れとしては、一見合理的に見えます。
特に、メインとなる、CHAPTER 2 では400ページを使って、
あらゆるテクニックを披露しています。
しかし、使っているエフェクトは重複していて、
個々のエフェクトの説明が不足している感じです。
初心者にとっては、エフェクトの組み合わせによる、
華麗なグラフィックではなく、
個々のエフェクトのパラメータを変えることによる効果で、
どんな表現ができるかを知りたい所です。
沢山のチュートリアルをいじることによって、
何となくですが、パラメータの変化を感じられるようになりましたが、
もう少し、パラメータの説明が欲しかったです。
また、書籍の後半になると、
一つのコンポジションに掛かるエフェクトの数が多すぎて、
私のパソコンでは、使い物にならないくらい重く、
学習の集中力が切れてしまします。
テクニックとしては素晴らしいのでしょうが、
After Effects の操作を学ぶ初心者としては
過剰なレッスンだと思います。
一つひとつのエフェクトを繊細に説明して、
エフェクトの組み合わせによる効果は
別のカテゴリーに分けて学習したかったです。
多分、その方が効率的だと思います。
ただ、これだけのチュートリアルを熟していけば、
自然と、After Effects の操作には精通していき、
結局、目的は達成できているのかも知れません。
前回読んだ、After Effects モーショングラフィックス入門講座は
基本的な操作をなぞるだけの物足りなさを感じましたが、
After Effects パーフェクト教本は
カオスを引き起こしてくれました。
整然としたカリキュラムに乗って進んでいるようで、
実は、その分岐した枝葉が全体を見えにくくしています。
非常に分かりにくく、混乱します。
そのテクニックも、複雑に重複しているのも、
混乱に拍車をかけます。
結局、言えることは
読み込めが読み込むほど、習得の強度が上がります。
しかし、時間的な限界と
学習意欲の限界の壁を前に
妥協しなければならない、自分が、少し悔しいです。
もう少し、時間をかけて、
じっくり読み込んだほうが良かったかも知れませんが、
とりあえず、ここは良しとしておきましょう。
金額に見合うボリュームがあり、
じっくり取り組むには、素晴らしい教科書かも知れませんが、
操作を覚え初めの初心者には
少し重い本かもしれません。
少し時間を置いて、もう一度見返してみても良いかも知れません。
そうすれば、プロのテクニックの真髄に
感激するかも知れません。
今はまだ、そのレベルにないのが寂しい限りです。
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